詩集『季節を脱いで ふたりは潜る』刊行記念フェア

期間:7/1(木)-7/18(日)
場所:蔦屋書店3号館2階 ギャラリースペースSession

ギャラリースペースの壁面やアクリル板に浮かぶ詩の言葉たち。
空間を満たす詩と、菅原敏による初夏をイメージした選書も。
詩集や展示、電話朗読室で届けられる、菅原敏が綴る詩の世界観をお楽しみください。

 

 

 

 

 

展示概要


菅原敏3年ぶりとなる詩集「季節を脱いで ふたりは潜る」。
今作では12か月という時間の中からすくい上げた暮らしの詩を、季節になぞらえて綴られています。
あまりに溶け込んでいて見逃してしまうような愛おしい日常の一片を綴った詩は、読む人をやさしく包み込みあたたかな気持ちにしてくれるでしょう。

幾重にも着込んできた季節をすべて脱ぎ捨てて、今では遠く無くしたものに、水の中で手を伸ばす―――。

そしてその先には何が見えるのか、答えは本の中、はたまたあなたの心の中に。

本展示では、「季節を脱いで ふたりは潜る」から菅原敏さんがセレクトした詩を空間いっぱいにちりばめました。

現在のコロナ禍で日常的に見かける”あるもの”に詩一編を描きあらわし、今だからこそ改めて多くの人の目に留めていただけるのではないかと思います。

また読者特典として、詩集の袋とじに秘密の”電話朗読室”の電話番号が記載されています。 菅原敏さんのおだやかであたたかな声が素敵な時間を育んでくれるでしょう。

詩集や展示、電話朗読室で届けられる菅原敏が綴る詩の世界観をお楽しみください。(代官山蔦屋書店)

 

選書コメント

『青さ、旅、未知、透明、炭酸水。ごくごく個人的な基準ではありますが、そんなキーワード達から、夏の始まりにページをめくれば風鈴を鳴らしてくれる本たちを選びました。ページの波間に深く潜り、言葉の尾びれを追いかけて見知らぬ場所にたどり着く。拙著「季節を脱いで ふたりは潜る」とご一緒に、そんな時間を楽しんで頂けたら嬉しいです』(菅原敏)